2011-01-01から1年間の記事一覧

2011年購入株式その後(5)

私が今年の初めに買った株の動きをレポートするこのテーマも5回目となった。1月から前回のレポートの3月9日までは比較的平穏なマーケットだったが、3月11日の大震災で様相は一変した。震災当日の日経平均は10,254円で終わったが、これは1月5日の10,381円から…

東北関東大震災(2)

今回の大震災はその被害の大きさと共に、平時には見えにくかった多くの物事の実態を明らかにした。原発の危うさはその筆頭で、原子力に頼った生活の基盤の頼りなさを鮮明にした。私たちが直面する問題の難しい点は、原発以外に有効な電力供給の手段を持たな…

東北関東大震災(1)

今回の大震災の時、わたしはたまたまヨーロッパにいた。インターネットやCNNで地震や津波の情報を得てはいたが、被災地の本当の深刻さが分かったのは、やはり帰国して様々な報道(主にテレビ)を見てからだった。地震が起こった時に、日本にいなくて安全なと…

2011年購入株式その後(4)

米国の景気は回復していることは間違いないようだが、NYの株価は一進一退を続けている。中東の政情不安からくる原油の高騰が影響しているのだと思うが、この半年上がり続けてきたことからくる調整の結果として足踏みをしているのかもしれない。こうした動き…

芥川賞作家 西村賢太

平成22年度下半期の芥川賞をとった「苦役列車」を読んだ。10代の頃日雇いで生活をしていた西村賢太氏の体験に基づいた、所謂私小説である。西村は幼少の頃はかなり裕福だったそうだが、小学校5年の時に父親が猥褻事件を起こし経営していた運送業も上手くいか…

2011年購入株式その後(3)

今週に入って株価は大きく動いた。2月21日(月)の始まりの日経平均10842.88円がその日の終わりには10857.53円となったが、3日後の24日の木曜日には10452.71円となった。3日間で404円、3.7%の下落である。チュニジアに始まったアフリカ北部および中東の民主化…

「抗がん剤は効かないのか」論議について(2)

前回、近藤誠医師の「抗がん剤は効かない」説が多くの人達に支持される理由として一般人の医師に対する不信があると述べた。全般的には医師への信頼は強いものの、多くの人が患者としてまたは患者の家族として医師との関わりの中で、不快な経験をしているこ…

「抗がん剤は効かないのか」論議について (1)

会社の先輩(A氏としよう)ががんで亡くなった。年に1-2度会って食事をして他愛のない話をする仲だが、楽しいお酒を飲む方だった。一年以上前だが最後にお会いした時の話題が、慶応大学の近藤誠医師の「がんもどき論」についてであった。素人の私が理解すると…

2011年購入株式その後(2)

1月5日に購入した5銘柄のその後について報告したい。個別の株価と言っても基本的には日経平均の動きに連動しているので、まず日経平均から始めよう。日経平均(終値) 1月5日 1月13日 1月21日 1月31日 2月2日 株価 10381 10590 10275 10238 10457 変化率 100…

’何か持っている’の何かとは何か?

「斎藤は何か持っている、と言われ続けてきましたが、今日何を持ってるかが分かりました。それは仲間です。」これは斎藤祐樹が早稲田の4年生の時、明治神宮大会で優勝した後で発したコメントである。素晴らしい仲間に恵まれたからここまで頑張れた、この斎藤…

'便りのないのは良い便り’?

あまりに有名な諺だが、これって状況によって異なると思う。通常は遠くに離れて暮らす息子や娘を心配する親に対して安心させる時に使われるのだろう。とは言っても45歳の子供を75歳の親が心配するのは様にならないから(幾つになっても親は子供が気にかかるけ…

2011年購入株式のその後(1)

1月5日の当ブログで今年は株式投資を増やす旨を書いたが、その日に幾つか株を購入したのでその内訳とその後の株価の動きを報告する。これについてはブログ場で今後も定期的に動きを報告してゆきたい。株式投資歴40年で、そこそこの額の投資をしている人間が…

2011年の株価は?

マスコミでは2011年の景気予測が盛んだ。特に株価予想では多くのエコノミストが上昇を予想している。外れた時の言い訳を用意しているのがエコノミストのやり方だから、彼等の多くは条件付きの予想だが強気なのは共通している。テレビなどでは慎重な言い方が…