2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小説に描かれた外資系企業(2)

今回読んだ小説は高杉良の「小説 ザ・外資」と「挑戦巨大外資」、黒木亮の「巨大投資銀行」であり、この3作とも外資系企業で働く日本人が主人公になっている。特に「ザ・外資」と「巨大投資銀行」は所謂インベストメントバンクが舞台になっており、同じよう…

小説に描かれた外資系企業(1)

臨床心理学者の河合隼雄が白洲正子との対談の中で次のようなことを言っている。'アメリカなんかへ行くと若造がパッと手を上げて、すごい馬鹿な質問するわけですよ。でもそれに対して先生はちゃんと答える。アメリカの大学院へ行って、僕の正直な感想を言うと…

再び村上春樹について

村上春樹に芥川賞が与えられなかった件については過去にも書いたが、その理由が単に選考委員の問題と言うだけではなく、日本の社会の意識構造にあったのではないかと考えさせられたのは、市川真人の「芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったのか」を読んだ…