山口旅行(1)

 5月19日から3泊4日で山口(一部九州)に行ってきた。コロナ状況下でも時々2,3泊の旅行には行っていたが、それらの移動は車だった。今回は飛行機を使ったという点で一歩普通状態へに進んだと言えるかもしれない。  羽田から宇部山口へはANAJALが毎日2本づつ飛んでいるそうだが、わたしの便は満席だった。

 

 宇部山口空港で車を借り、門司に行き観光後宿泊。翌日は191号線で北上し、角島大橋を見て、青海島遊覧船に乗り、萩まで行き宿泊。3日目は萩市を観光して秋吉洞と秋芳台に行き、山口市で泊った。翌日は山口市内を見て帰宅という日程だった。普段と違いハイブリッドの車で慣れていないのと、瀬戸内海から日本海側の往復という結構な距離を走ったのでかなり疲れたが、思っていた以上に楽しい旅行だった。

 

 写真を使って主な訪問地を振り返ってみたい。まず1日目と2日目。

最初の訪問地の門司は大正、昭和初期の古い洋館が残っていて、この街が昔貿易港として栄えたことを示しています。わたしが生まれ育った横浜に似ていて親しみを持ちました。門司港駅です。


1914年に建てられた駅舎でもう100年以上前ですが、驚くべきことに今でもJRの駅として使われています。

 

 

旧三井クラブでアインシュタインが来日時には泊まったそうです。東京の三田にも三井俱楽部があり、会社時代に色んな行事で行ったことがあります。右の写真は黒川紀章が設計した高層マンションで最上階には展望台があります。

展望台から見た関門橋門司港

 


門司はこうした街並みを観光に生かそうとして門司レトロと名付けて色んなことをしています。それと関連するかどうかは分かりませんが、街角には可笑しなものもありました。

左は門司のキャラクターでゆるキャラで準グランプリをとったそうです。真ん中はバナナのキャラで門司はバナナのたたき売り発祥の地とのこと。左はなぜか(多分バナナのせい)黄色いポストです。下はバナナたたき売り発祥の碑です。

 

その後で関門トンネルに行きました。NHKの’72時間’でやっていたのを見てこの地下トンネルを渡ってみたいと思っていました。門司側から見た地下道はまっすぐでした。

福岡と山口の県境です。門司と下関への距離が示されています。

 

トンネルの構造(歩道の上に車のトンネルがある)と下関側の入り口です。10分ちょっとで渡れます。

 

2日目は191号線を北に行き角島大橋を目指しました。途中に赤い鳥居の神社が見えたので寄りました。妻が行きたいと言っていたので良かったと思いましたが、彼女が行きたかったのは元乃隅稲成神社で、これは角島大橋より先なので間違えて寄ったことになります。わたし達が立ち寄ったのは福徳稲荷神社でやはり赤い鳥居が有名だそうです。また神社の歴史もこちらのほうが古く由緒あるようです。

 

角島大橋は長く優美な橋でした。夏はキャンプや海水浴で賑わうそうです。木村拓哉の’HERO'のロケも行われたそうです。島内には角島灯台があります。



角島大橋を出て日本海側を走ります。ガードレールが黄色く塗ってあるのが目を引きますが、これは山口県が最大の産地である夏みかんにちなんだそうです。夏みかんのクッキーを土産に買いましたがとても美味でした。次の目的地は青海島(おうみしま)です。ここは周囲40キロの島をぐるっとまわる遊覧船が有名で、知床の事故があり少し警戒感もありましたが、波も穏やかなので乗船しました。1時間20分ほどで島を1周します。奇岩や断崖絶壁が連なり見事な景観です。

ノルウェーフィヨルドにも行きましたが、あれは航空写真などで見ると見事な峡湾ですが、大きすぎてそこを通っていると単に山並みを見ている気になります。その点青海島のほうが高さ100メートルを越す断崖が迫ってきて見栄えがしました。奇岩の方はオーストラリアのグレートオーシャンロードの先にある十二使徒と言われる奇岩群にも似ていました。

無事船を降り萩まで行きました。3日目以降は次回で。