大谷翔平の未来;わたしの夢

 大谷翔平は今日のオリオールズ戦に投手と1番打者で出場したがもう一つ精彩を欠いた。見るからに疲れが出ているようでファンとしては胸が痛んだ。少しゆっくりと休んで欲しいと思うが、同時にホームラン王争いで負けて欲しくないし、投手として2桁勝利をあげて欲しいという気持ちも強い。ファンとは全く勝手なものだ。まあそれほどのスターということなのだ。9月は暑さも峠を越すし、試合日程も少し楽になるようなので、今の活躍を維持して無事にシーズンを終えて欲しい。大谷は今や日本のスターではなく、世界の野球界全体の宝であり欠くことの出来ない存在なのだから。

 

 大谷の将来についてわたしは秘かに夢を持っている。わたしがどんな夢を持とうとわたしの勝手なのだが、それを考えると楽しくなってくるのだ。将来と言っても投手と打者の両方ををいつまで続けるのかとか、エンゼルスから他の球団に行くのかという野球の話ではない。大谷が野球をやめた後のことだ。わたしが描く夢は大谷が30歳台後半で野球を引退してから、プロゴルファーになってPGAで活躍することだ。松山もまだ現役で活躍しているだろうから日本人ゴルファーが二人でPGAを盛り上げたら楽しい。

 

 35歳くらいから野球のオフシーズンにゴルフを始め、野球を引退して38歳くらいから本格的に本格的に練習をして2年くらいのうちにプロゴルファーになる。大谷の驚異的な身体能力を考えると出来ないことはない気がするのだ。そんな考えはいくら何でもプロゴルファーに対して失礼だと言われるかもしれないが、大谷は世界最高峰のMLBでみんなが無理だと思っていたことをやっているのだ。それも信じられないほど高いレベルで。

 

 野球とゴルフはボールを打つという点で共通点があり、日本の元プロ野球選手には上手いゴルファーが多い。東尾、原、真弓などは有名だ。もちろんアマチュアとして上手いのでプロとは全く違う。その意味で簡単にプロにはなれるものではないのは事実だ。オリックスからMLBに行き投手で9年間活躍した長谷川滋利もゴルフが上手く、2017年には全米アマの本選出場を果たした。その後も日米でシニアプロになることに挑んでいる。ゴルフをやる人は分かると思うがゴルフが本当に強いかどうかを決めるのはショートゲームで、これはグリーンそばからのアプローチショットとパターをいう。もちろん飛ばすことも大事だがやはりコントロールのほうが重要だ。この点野球でピッチャーをやっていた人のほうがゴルフが上手くなるそうだ。内角外角,高低にボールを投げ分ける技術がものをいうのだろう。

 

 大谷は打者としても投手としても超一流だ。ゴルフでもドライバーでかっ飛ばし、難しいラインのパットをホールに入れることが出来そうだ。40歳前くらいにプロゴルファーとしてデビューし、PGAで何勝もしたら凄いことだ。野球界でスーパースターになった後、ゴルフでもスーパースターになったらまさに漫画のヒーローだ。こんな荒唐無稽な夢が実現するか分からないが、また今71歳のわたしがいつまで元気でいられるか分からないが、こんなことを考えているとあと15年くらいはぜひ健康でいたいと思ってしまう。大谷はそんな夢を見させるスターだ。