2月の沖縄:阪神キャンプ

 2月1日から4日まで沖縄に行ってきた。ゴルフをするのが目的だったが、それ以外に思いがけない体験をした。阪神タイガースのキャンプを見ることができたことだ。プロ野球の球団が2月1日からキャンプインをすること、多くの球団が沖縄に行くことは知っていたが、自分の旅行とは結び付けなかったのである。

 5,6年前に沖縄に行った時は12月だったが、海沿いは風が強くとても寒かった記憶がある。だから今回のゴルフも寒くて風が強いことを覚悟していたが、気温は18-20度で風もほとんどなく非常に快適だった。本土では冬場はスキーをやるような感じでゴルフをするのだが、綿のセーターで十分で飛行機を使ってきた甲斐があった。2ラウンドしたがスコアもまずまずだった。

 さて阪神キャンプである。二回目のゴルフの行き帰りに日本ハムのキャンプ場の横を通り寄ろうかと思ったがやめて阪神キャンプにしたのは、わたしが50年を超える阪神ファンだからである。子供の頃のように熱烈ではないが、野球中継となると今でも必ず阪神を見てしまうほどだ。だからキャンプ地に行くと子供の頃に帰ってウキウキするような気分になった。

 キャンプ地は宜野座という場所で1回目のゴルフ場のそばだった。そばのICの料金所のおじさんが阪神のハッピを着ており、地元は大賑わいである。この経済効果はすごいものだと思う。もちろん地元も野球場と雨天練習場を整備したり、交通整理の人を動員したり、駐車場を確保したりと色々投資もいるだろうが、やはりそれ以上の経済的・非経済的なメリットがあるように感じた。

 阪神は昔は高知県の安芸にタイガータウンと呼ばれたキャンプ地を持ち、そこを使っていた。タイガータウンというからにはそれなりの設備もあったのだろうが、やはり安芸より暖かい沖縄に移ってしまった。高知にとってはきっと大きな痛手で引き止めをしたのだろうが、上手くいかなかった。その埋め合わせか阪神の2軍は安芸でキャンプをしている。もっとも安芸で調整するメンバーを見ると1軍の選手が多数含まれており、これなら全員同じ場所で練習したほうが良いだろうと思う。安芸に対する義理でそうしているのか、沖縄で球場が一つしか確保できないからそうしているのか、またはその両方なのかよく分からない。巨人も長い間宮崎でキャンプをやっており、今年も2月1日から15日まではやるがそのあとは沖縄に移動する。これも同じような状況なのかもしれない。

 能書きはそれくらいにして阪神のキャンプを紹介しよう。平日だったがかなりのファンが球場に来ている上、カメラマンを含む報道陣、キャンプの実況レポートをするテレビ局もいて、興味深い光景だった。中には大阪からキャンプ観戦ツアーできた(旅行社のバッジをつけていた)女性たちもいてプロ野球人気の根強さを感じた。携帯で撮った写真をお見せしましょう。
 入口には大きなアーチがかかっています。
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 バッティングゲージは3つ並んで置いてあり、選手は一定数を打つと3塁側のゲージから1塁側の方へ写っていきます。なぜそうするのか分かりませんが、真ん中のゲージは左投げの投手だったので、色んな投手の球を打つためなのかなと感じました。
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 大リーグ行きを諦めた鳥谷のバッティング練習です。軽く振っていましたがさすがに鋭い打球を飛ばしていました。その下は鳥谷が解説者の小宮山悟と話している様子で、その次は鳥谷命とも言うようなお姉さんの姿です。

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 1990年頃に阪神で活躍し首位打者を取り、その後ヤクルトでも活躍したオマリーも打撃コーチとして参加しています。背番号は80で捕手の小宮山のバッティングを見ています。次では西岡がティーバッティングをする向こうで中谷を指導しています。

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 福留の練習と彼が解説者と話しているところです。解説者は有名な人のようでしたが誰だかわかりませんでした。

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 次も解説者です。前にいてネットにかかっているのは横浜にいた高木ですが、後ろは誰だかわかりませんでした。
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 以上阪神のキャンプ風景でした。ピッチャーも見たかったのですがブルペンには一般客は入れないようで、能見や藤浪を見ることはできませんでした。(家でskyAを見ていたらブルペンの横にファンが入っていました。わたしの勘違いで済みません) 阪神ファンでない人にはまったくつまらなかったでしょうが、ご容赦のほど。