雷雨で中止となった9月3日の横浜対阪神戦が28日に行われた。ダイアモンドシートを持っている方が再試合のチケットを手配してくれたので、厚意に甘えまた息子と観戦した。今度はデーゲームで2時試合開始だ。横浜は今季最終戦、阪神は残り3試合で普通なら消化試合というところだ。横浜はシーズンの2位が確定してクライマックスシリーズへの進出が決まっているが、現在4位の阪神は残り試合を三連勝すると広島を抜いて3位に上がり、クライマックスシリーズへの進出が決まるのでそれなりに気合が入っている。そのせいか球場は満席で中々の盛り上がりである。
1時半頃に着くとチアガールのようなお姉さんたちとマスコットがいろいろと応援をしているので面白い。何十年も前に見たプロ野球とは大違いだ。サッカーなどに押されて野球が若い人の間で人気がないと言われるが、球場に足を運べばたいていファンになってしまうだろうと思うくらい色々とサービスをしている。もっとも応援やサービスは横浜ファンに対してなので、ここに子供を連れてきたら横浜ファンになるのは間違いない。以下は試合前の様子。
当然ながら応援は横浜ファン向けで、1回の表に選手が守備に就くために出てくる時もチアガールがお出迎えだ。真ん中の写真は先発の今永が出てくるところ。3枚目は阪神ダックアウト前で先発の打者が慣らしのスイングをしているが、何故か糸原はチアガールの方を見ているようだ。
試合が始まるとビールだ。我々もビールとおつまみを買って正しいプロ野球の観戦をする。ビール売りのお姉さんたちは忙しそうだが笑顔いっぱいで売り上げを伸ばす。
阪神は西、横浜は今永のエース通しの先発だったが1回裏に西がライナーを足に受け倒れるシーンがありヒヤッとした。西は投球を続けたがコントロールが定まらず、ボールが続いた後にヒットされて1回、2回と連続でピンチを背負った。そこを併殺で切り抜けると粘り強い投球で5回まで0点に抑えた。一方に今永はコントロール、球威とも絶妙で付け入るスキを見せなかった。ところが4回に突如乱れて四球を続けた後に打たれて4点を失った。下の写真は4回のスコアボードと5回の時のチアガールの応援。ほか回の終了時にも子供の外野フェンス沿いの駆けっこや横浜応援ダンスコンテストなどがあり飽きさせない。
7回には風船飛ばしもある。阪神の風船飛ばしは甲子園で有名だが敵地でも多くのファンがやっている。当然地元の横浜ファンも負けてはいない。
試合は阪神の継投策が上手くいき、かつ8回にはダメ押しの3点を入れたので7対0の圧勝になった。写真は試合終了時の阪神ベンチのハイタッチ。これで阪神はクライマックスシリーズへの希望が残ったことになる。もっともこのブログでもだいぶ前に書いたが、わたしはクライマックスシリーズなどない方がいいと思っている。米大リーグのプレーオフはそれなりに正当性を感じるが、日本で何故プレーオフをしなくてはならないのか疑問だからだ。だから阪神が残した希望にも嬉しさは少ない。Aクラスになれるならいいな十分だ。巨人と西武の優勝を祝い、両チームが見事な戦いをしてくれることを期待すべきだと思う。
最終試合の横浜の選手はファンへの感謝イベントをするようなので我々はすぐに球場を出た。5時で3時間の試合だった。6時前に家に着きラグビーの日本対アイルランドのTV中継を見ると何と16対12で日本が勝っている。電車でチェックした時は12対9で負けていたので本当に驚いた。最終的には19対12での勝利となったが、渋野日向子の全英女子オープンの優勝を凌ぐほどの出来事で大興奮となった。これでベスト8はいけると思うと夢は広がってくる。本当に歴史的勝利だ。
