久保田一竹美術館

 妻が甲府でちょっとした用をするので車で出かけた。11月29日の金曜の午前10時前に出たが、保土ヶ谷BP、圏央道と渋滞が続き、食事休憩を入れて3時間40分ほどかかった。1時間半ほどで用が済み、日帰りも大変なのでその日は予約しておいた山中湖のホテルに泊まり、翌朝に河口湖にある久保田一竹美術館に行った。久保田一竹は奈良時代から続く絞り染めの技法を現代によみがえらせた染色工芸家である。わたしは言うまでもないが着物などには関心が薄く染めなどの知識もない。それでもこの美術館をTVの番組で見て一度行ってみようと考えていた。自然の中にある美術館は落ち着いたたたずまいだ。着物の展示品の写真は撮れないので外観と庭の写真をどうぞ。

 

 門と門から美術館までの庭。紅葉が美しい。

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 少し歩くと美術館に到着。

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  展示品を鑑賞後美術館裏の散策路を歩く。

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 展示はどうかというとこれは文句なしに素晴らしい。わたしのようにまるで染や着物が分からないものでもその美しさ、精巧さには驚いてしまう。その良さを写真無しで伝えることなどわたしには出来ないし、余計なことは言わないほうが良いと思う。興味をもったら是非行かれることを勧める。館内にはビデオが流されていて辻が花の制作過程が説明されている。気が遠くなるようなプロセスと信じられない技術が投入されていることが分かる。1年に一つしか出来ないという。世界的に評価の高い作品は2億円とも3億円とも言われている。氏は2003年に死去したが80のデザインを考えていたが完成したのは40点とのことだ。

 

 久保田一竹は富士山も好きで着物にもそれを描いているが、山中湖のホテルからも富士山が見事だったので湖の写真と共にどうぞ。

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