行ってきたぜ;一人ドライブ旅行(2)

 翌日は快晴で朝から日差しが眩しいくらいだった。ホテルの写真、朝起きたら川沿いにあるのが分かった。朝食バイキングは魚沼産のお米を使っているというので珍しく和食にしたが、悪くはなかった。

 

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 9時に出発、奥只見まで田舎道をドライブ。豪雪地帯らしく家の物置などはかまぼこ型をしていて雪対策がされていた。写真を何枚かとったのだが誤って消してしまったらしい。

 奥只見に行く最後のアクセス道路は只見シルバーラインという。何がシルバーか分からないが多分雪をイメージしているのだと思う。これが中々の曲者で全長22kmの内18kmがトンネルなのだ。18本のトンネルが連続している。こんなことは後で知ったのでその時はいつトンネルが終わるんだという気分で運転していた。大したことはないじゃないかと思う人がいるかもしれないがとんでもない。高速道路のトンネルは普通片道が2車線で明るいから時速90-100kmで走れる。18kmくらいのトンネルなら12-13分で通り過ぎてしまう。ここは1車線ずつの対面通行で道幅が狭い上に舗装が良くなくでこぼこで暗い。高速のようにはいかず40-50kmの速度で慎重に走る。おまけに車の数が少なく後ろに1台いた車が銀山温泉方面に行ってしまうと一人ぼっちの状態で心細くなった。こんな時地震でも起きたらどうするんだと考えていたら、井上陽水の「ありがとう」がかかった。’みんな みんな ありがとう Yea! 感謝して’と唄うのを聴いていたら気分が和らいだ。

 最後は3kmを超すトンネルが3本続く。トンネル間の距離が短いのでほとんど1本のトンネルで10kmの長さという感じだ。この途中で前を走っていた観光バスに追いついたので少し安心した。バスは片道ではギリギリなので、センターラインをまたいでトンネルの中央を走っている。前からトラックが来たら双方止まり左右に寄せながらゆっくりとすれ違った。

 

 トンネルを出るとすぐに奥只見のダムだ。

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地図を見て分かったのだが、ここは新潟、福島、群馬の境で尾瀬にも近い。

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ここは只見湖の遊覧船が有名で紅葉の時期には中々乗れないという。この日もツアー客が20-30人いたが、その人たちは周遊する船には乗らず尾瀬の降り口まで行ったようだ。バスが向こうで待っているのだろう。わたしが乗った周遊の船は一番大きなもので、1,2階で300人くらいの席があるようだったが、わたし以外には二組の夫婦がいるだけでガラガラだった。

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ほとんど3階のデッキにいたが青い空と白い雲、木々の緑が取り囲む湖、そしてさわやかな風が心地よかった。こうした景色が流れていく様は遊園地やイベント会場でよく見る大スクリーンの自然映像を思い出させる。ああした大スクリーンで自然の映像をながそうと考える人たちは、きっと今のわたしと同じ経験をしてそれを伝えたいと考えたのだろうと思った。

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感動の遊覧船を終えて奥只見を後にしたが、トンネルの入り口まで来るとまたこれかと少し気分がなえた。無事にシルバーラインを走り切り、 小出ICへ向かう途中の八海山’道の駅’に寄りお土産を少々、そしてお昼を食べる。天せいろはとても美味しかった。

 小出ICから今日の宿泊地がある沼田ICまでおよそ80km。好天の快適ドライブだ。3時前に沼田に着いたので吹割の滝に行く。普通の観光地でそこら辺の駐車場にいれたら変なオヤジが出てきて(人のことは言えないのは承知ですが)500円とられた。吹割の滝は「東洋のナイアガラ」と称されるそうだが、世界三大瀑布を観てきたわたしとしてはそれはないだろうという感じだ。ではつまらない観光地かというとそうでもない。ここはここで日本的なやさしさのある風光明媚な場所だと思った。変なネーミングをしてかえってイメージを損ねているようでもっとうまくアピールすることを考えたほうがいい。ここの良さは滝というより渓谷全般の美しさだと思う。

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 30-40分過ごした後で山を下り今夜の宿の初穂CCのホテルに向かう。ホテルはそこそこ古びていたがツインの部屋なのでチョットゆったりできた。部屋から見たゴルフ場と周辺の山。

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 一人の旅はここまでで翌日から高崎に住むゴルフ仲間に東京からの仲間が加わり3人で初穂CCと赤城国際CCで2ラウンドをプレーした。セルフプレーの1日目は40パットも打ち不振だったが、2日目はキャディもついて30パットと改善し久々の90切りとなった。1時半過ぎにゴルフ場を後にしてのんびり走って帰宅した。楽しくまた行きたい気持ちを起こさせる一人ドライブ旅行でした。