行ってきたぜ;一人ドライブ旅行(1)

 6月24日から3泊4日で新潟・群馬方面に車旅をした。総走行距離は710kmでよく走ったものだ。いつものレクサスではなく、4月に買い換えたセカンドカーのゴルフで行った。1リッターターボのエンジンだがよく走り不安はなかった。ただ小さいので時速105kmぐらいの走行が楽で115kmを超すと余裕が乏しい感じがして少し疲れる。3日目に沼田ICから渋川伊香保ICまで、高崎に住むゴルフ仲間のレクサスLSの後を追ったがさすがに4Lエンジンの走りについて行くのはちょっとつらかった。

 

 今度の旅行で一人運転のわたしを支えてくれたのは、クルーズコントロールと音楽だった。今までの車にもクルーズコントロールは装備されていたが、なんとなく使う気がしなかった。この装置が出始めたころ、もう30年以上前だと思うが、居眠り運転を助長するのではといった記事が出たが、それに影響されたのか食わず嫌いだったのだと思う。今回初めて使ってみてこんなに楽なのかと驚いた。右足を使わないだけで疲労がまるで違う。特にゴルフをした後に運転するとよく右足がつるのだが、今回は2日連続でやった後に赤城から横浜まで帰ったが足のつりもないし、疲れも少なかった。

 

 音楽はCD30枚分くらいをSDカードを使って車に取り込んだが、今回はそれを全部聴いた気がする。取り込みがランダムなので次に何が来るか分からず意外性も楽しみになった。一日目はあいにくの雨だったが(一部の天気予報は群馬地区が大雨で1時間40-50ミリという予測を出していて気分を暗くさせた)、9時50分に家を出てカーナビの指示(湾岸を行き都内を抜けて練馬に行く)を無視して保土ヶ谷BP、東名、圏央道を経て関越にのろうとしたが、事故やら何かで保土ヶ谷BPが動かず急遽横浜新道、第三京浜、環八にルートを変更した。第三京浜で用賀まではスムーズだったが、環八が最悪で関越に入れたのが12時半と既に2時間40分かかっていた。成城あたりで少し尿意を感じていたが、車が渋滞で止まった中でだんだん尿意が強まり、かといってチョット入れるような店もなく、雨脚も激しくなった。関越のサービスエリアまで頑張ろうと決めたがつらい状態になりつつあった。大泉から関越の料金所に行くあたりでハイファイセットがかかった。あの山本潤子の歌声を聴くと凄くほっとして気分が楽になった。卒業写真を聴きながらユーミンの歌詞はやはり凄いなと感じつつ、三芳SAに着き休憩と昼食をした。この頃には雨も弱まってきた。

 

 その後は順調でクルーズコントロールで運転も楽ちんだ。前方の車との距離が一定より近づくと自動で減速してくれて、距離が空くと元の速度に戻してくれる。もちろん余り前が遅いとアクセルを踏んで追い越したりするが、ほとんどは車に任せきりでハンドルに集中できる。2時40分頃赤城高原SAで休憩をした時には晴れ間が見えてきて嬉しくなったが、関越トンネルを出るとまた大雨でびっくりした。この日は清津峡だけ行こうと決めて塩沢石打インターで降りる。エリック・クラプトンのChange the Worldがかかっていた。バブル時に作られたと思しきリゾートマンション群を見ながら、安ければ買いかなとも思ったがやはり遠いのでやめた方が無難だと思いなおした。3時45分に清津峡に到着。天気のせいで人はまばらで(混んでいないのは良いが)、薄暗くなっているので寂寥感があった。

 

 無料駐車場がありそこから4-5分で清津峡渓谷トンネルの入り口につく。このトンネルは1996年に出来たのだが、それまでは遊歩道から峡谷を見ていた。1988年に遊歩道にいた人が落石で死亡してこの峡谷は立ち入り禁止になった。しかし黒部、大杉谷と並び日本三大峡谷と言われる場所だけに再開を望む声が強まった。それでトンネルを掘ってそこから峡谷を見れるようにしたわけだ。雨でも観光でき安全だが、やはり自然全体を感じるという楽しみはない。しかし観光客を楽しませる工夫もありユニークな観光地だと言える。

トンネル入り口前の峡谷の様子と入口の看板。

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 トンネルは750mの長さで、説明コーナーと4か所の見晴らしポイントがある。

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中ですれ違ったのは15人ほどで休日や紅葉の頃は酷い混雑のようだが、すいていてのんびりと見れてよかった。しかし最初の見晴らしポイントに着くまでには誰にも会わず、トンネルには自分しかいないのかと思って不気味で少し怖かった。

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最初の見晴らしポイント
 

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二つ目のポイントにはなぜか謎のトイレがあった。

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三つ目のポイントにはテーブルがあり見事な柱状節理が見られる。

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最後のポイントは水を張ってありここに映る風景と自分をとるのが人気だそうだ。わたしは一人なので知らないカップルを風景にいれました。

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5時前に清津峡を出発し、今日宿泊地である六日町のホテルに向かう。ちなみに清津峡は十日町市にあり、六日町は南魚沼市にあります。雨のうえ暗くなってきてホテルを見つけるのに少し苦労した。新しいビジネスホテルでちょっとした浴場もあり悪くはありません。夕食に表に出て数秒で土砂降りになり傘など役に立たず、50mも歩かないうちに靴と上着がびしょびしょになりました。あわててホテルに戻り、大雨の予報に反応して車に積んできた長靴とゴルフのレインウェアの上着に着替えて再度出かけた。ホテルでは夕食が食べられないからだ。日本料理屋や和風系の居酒屋などがあり美味しそうでしたが、一人では入りづらく17号線沿いにあるイタリアンにいきました。2000円のパスタコースを食べましたが値段を超えた出来栄えで満足しました。ワインのクオリティがもう一つなのが残念でした。

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これで一日目は終了。翌日もドライブは続きます。