ニュージーランド旅行;オークランド

 3月26日から2週間ニュージーランドに行ってきた。ニュージーランドオセアニアに位置し、オーストラリアの南東約2000キロのところにある。主に北島と南島からなり、面積は約27万平方キロで日本の73%だが、人口は480万人で日本の3.7%に過ぎない。わたしの居住地である神奈川県の人口は920万だからニュージーランドの倍近い。言い換えれば神奈川県の人口の約半分が本州と九州を合わせたところに住んでいるわけだ。どんなにゆったりしているか分かると思う。

 飛行機はニュージ−ランド航空(以下NZ航空)が直通便を持っていて約11時間で北島のオークランドまで行く。ニュージーランド国内の他の都市へはここから国内便で行くことになる。羽田と成田からの便があるがわたしは羽田から行った。夜10時過ぎの便なので遅すぎる食事をした後は眠るしかないのだが、このシートが面白い。最近のビジネスクラスのシートはほとんどがフラットかほぼフラットになるのだが、それは座席のボタンを操作すると背もたれが倒れシートが前に動いて水平になるのが普通だ。ところがNZ航空のものは客室乗務員がやって来て背もたれを前側に倒し座席分と連結し、前についているスツール部分とつながって水平にする。まさにこれはもうベッドとしか言いようがないもので、形は違うがソファベッドの作るのに似ていなくもない。ベッドにする時だけではなくシートに戻す時も、客室乗務員に頼まないといけない点が少し面倒だし、彼等・彼女等の労働量が増加するのではと心配してしまうが、競争が激しい航空業界での快適性における差別化の一つの方法なのだろうか。少し狭いがビジネスホテルのベッドのようでわたしも5時間以上起きることなく眠れた。

 旅行の日程としては北島のオークランドに2泊して南島のクライストチャーチに行き1泊する。翌日から2泊3日の現地ツアーに参加してテカポ湖とマウント・クックに行く。ツアーと言ってもバスとホテルだけが提供されるだけで後は自分でやるものだ。これが今回の旅行のハイライトの一つだ。小旅行から帰ってクライストチャーチに2泊してゴルフ1回と市内観光をした後でクイーンズタウンに行く。ここではゴルフが中心でミルブルックリゾートで2回、クイーンズタウンゴルフクラブで1回のゴルフを予定していた。この4回のゴルフがもう一つの旅行の目的だった。特にゴルフリゾートとして有名なミルブルックでのゴルフがハイライトだ。もっとも後で述べる理由で4回のゴルフは2回とハーフしかできなかったがミルブルックは堪能できた。そしてまたオークランドに戻り翌日成田に帰るというスケジュールだ。各都市間の移動はNZ航空の国内線を使った。

 それではオークランドから旅の記録を綴ろう。オークランドは人口160万の大都市でニュージーランドの3分の1の人が住む経済の中心地だ。首都は北島の最南に位置するウェリントン。大都市はどこも似たようなもので大きなビルが並び、華やかなショップが並ぶ。ガイドブックに従ってスカイタワーという展望台に上り街を上から眺める。328メートルの高さでほぼ東京タワーと同じだ。展望台からは街が海に囲まれているのが分かる。


タワーのそばの街の様子と昼食をとったカフェ


なぜかフクロウがあちこちにあった。

わたし達が泊ったPullman Hotelはほぼ街の中心にあるが公園と大学に隣接し緑に囲まれている。ホテルからもっとも賑やかな通りまでは徒歩5分くらいだが、小高い丘の上にあるので行きは良いが帰りはつらい。

翌朝はフェリーで12分ほどのデボンポート(Devonport)という街に行く。フェリーの写真と船上から見たスカイタワーの様子。桟橋のそばにもフクロウが。


デボンポートは昔風の街並みが残った美しい街で、駐車している車などを見ると高級住宅街なのだろうと感じた。80mほどのマウント・ビクトリアに上るとオークランドの市街地が良く見える。



この小さな山を登る際にちょっとしたアクシデントが起きた。前を行く夫婦が途中でアスファルトの道からそれて細い土の道を上った。他の人もその道を行く。勾配も緩いし、近道だと思って我々もついて行ったのだが、途中の特に狭く草が寝ているところで妻が滑って転倒してしまった。足首を少し捻ったらしいが、その時はどうにか上まで登った。しかし街に戻ると足が痛み午後の街歩きは断念してホテルに戻った。妻は湿布をして寝ているのでわたしはホテルの横のアルバート公園を歩いたりした。夕食も外に行けずにルームサービスとなった。翌日は午後3時の飛行機なので、わたしは公園の向かいにあるオークランド大学のキャンパスを散策。
アルバート公園の様子。中にはオークランド美術館もあるほどの大きな公園なのでわたしが歩いたのはほんの一部だ。




大学も緑溢れる場所で落ち着いた雰囲気だ。




以上がオークランドでした。次回は世界一星空が美しいと言われるデカポ湖とマウント・クックへの旅行を書きます。