モーニントン半島でゴルフ(2)

 11日間の旅行を終わり日曜に無事に帰ってきたが、やはり行動計画を欲張りすぎたのかすっかり疲れてひどい頭痛に悩まされていた。ポートキャンベルというメルボルンから260キロほどの田舎町にいた先週の金曜の夜から6日も続いたが、今日になってやっと和らいできた。これほど頭痛が長く続いたのは珍しい。メルボルンコンドミニアムで少し頭を打ったので、念のため月曜に脳外科に行ったが特にコメントもないのでやはり疲れだと思う。要するにもう年だから無理しちゃいかんということだろう。

 今回も細かいトラブルはいろいろあったが総じて順調で楽しい旅だった。6日間はモーニントン半島のフランクストンという町にいて、残りはメルボルン市内観光とグレート・オーシャン・ロードへの1泊旅行だった。まず前半のフランクストンでのゴルフを紹介しよう。

 ここでは間に一日休みを挟んで4回プレーした。最初がマウント・マーサというパブリックのコースだ。地元の人が手引きカートで楽しむ庶民的なコースだがきちっと整備されている。


 わたしはショットは良かったがグリーンの感じがつかめず48パットも打って、53,46でかろうじて100を切った。グリーンの状態が悪いというのではなく、わたしが下手なだけなのだ。ちなみに妻はパットがよく入り日本ではいつも120のところ110でまわった。何も考えていないというか恐るべき現地適応力である。このゴルフ場の良いところは電動カート代を含み2人で90豪ドル(7500円)、手引きカートなら2人で50豪ドル(4200円)でプレーできることだ。2000円ちょっとなら多くの人が気軽にゴルフを楽しめる。オーストラリアから強いゴルファーがたくさん出るはずだ。

 二回目はサンドハーストという新興の住宅地の中に併設されたコースでやったが、日曜日だということもあって混んでいた。値段を言うとここは一人116豪ドル(9700円)で前日の二人分より高い。まあそれでも日曜日で高級なプライベートコースだという点を考えると妥当な価格だろう。
 ここは最近出来たらしくクラブハウスもコースも綺麗だし、整備も行き届いている。電動カートにはナビがついてグリーンまでの距離やグリーンの形状が示され日本のコースのようだ。

コースに隣接した家に住んで週末は目の前のゴルフ場でプレーするなんて夢のような環境だ。ちなみに設計はイアン・ベーカーフィンチで各ホールのところに彼の顔が入ったプレートがある。




パットの調子も戻り47,47の94で34パットだった。


 一日休んで三回目はペニンシュラ・カントリー・クラブだ。ここは午後からのスタートでそこのロッジに泊まる。サンドベルトの名門ゴルフ場の一つでクラブハウスも格調が高い。練習グリーンもバンカー、アプローチ練習場も広く整備されている。アウトのスタートの横にはテニスコートが2面あった。駐車場にはメルセデスが圧倒的で、次にレクサスとBMWが多い。高齢の人の多くはプレーせずに昼食をとって知り合いと話をしにきているような感じだ。社交クラブなのだろう。



 コースも長く深いバンカーがグリーンを囲っている。バンカーには砂が少なく下は硬い粘土ような土だ。三回目のゴルフで、前日の休養日も半島をドライブをしていたので疲れがたまっていたのか、好調だったドライバーが右に行くようになった。さらにバンカーで苦労して7ホール目のパー5で14を叩いてすっかり意気消沈した。結局56,50の106で今年は早くも2月に100叩きをしてしまった。それでも素晴らしいコースでもう一度チャレンジしたいという気になった。(多分フランクストンにまた行くことはないと思いますが)
部屋にはこんなドレスコードの説明が置いてあった。










 四回目(最後)はパターソンリバーというコースでメルボルンに行く途中にある。ここもプライベートコースだが、ペニンシュラに比べるとぐっと庶民的だった。この日は雨で寒くて妻はハーフで止めると言い出したが、半分終わる頃には雨もほとんど止んで暖かくなりどうにか完走した。49,47の96で天気と初めてのコースということを考慮してまずまずと言っておこう。
















 最後に休息日に半島をドライブした時の写真を付けておきます。
半島の山の上から見たポート・フィリップ・ベイの眺め。






山の中のワイナリーのレストランで昼食。ワインは妻で運転手のわたしはコーヒーです。







大きな迷路にも行き楽しみました。特にバラの迷路は向こうも見えて簡単そうなのですが、中々真ん中のゴールへはたどり着けませんでした。

次はメルボルンとグレート・オーシャン・ロードを紹介します。