ゴルフができる内が花

 今年もはや10月だ。毎年5月と10月にはゴルフのコンペをしている。わたしが一緒に仕事をした人を中心に大体15−16人が参加する。少し前はもうちょっと多かったのだが、年を経るにつれて参加できなくなる人もいてここ数年は大体4組で競う。一応わたしのイニシャルがついた会だが、わたしは賞品の提供をするだけで、コースのアレンジや競技規則の運用は担当の人がいる。このコンペは2日間やって合計のスコアで順位を決める。1日だと運やその日の調子で順位が決まってしまうので2日間やって雌雄を決するという本格的?なものだ。今年の5月に30回目だったからもう15年もやっていることになる。

 年齢は60歳から75歳までなので目下の懸案はいつまで今の形でコンペができるかということだ。みんなゴルフ好きなのでこの大会のために練習をして体調を整えてくる。しかし2日間やるのがしんどくなる時はそう遠くないだろう。わたしもこのところ坐骨神経痛に悩んでいたら、首がボキボキずきずき痛むようになり、さらに早朝覚醒が続き酷い寝不足になっている。67歳になったのだからしょうがないという気はあるのだが、このところ急激に健康状態が劣化している感じがする。メンバーもみな多かれ少なかれ体に不具合はあるのだが、頑張ってコンペ当日に顔を見せてくれると嬉しくなってこっちも元気が出てくる。

 2日間競技なので1日目のプレーが終わるとその夜に宴会をする。これが中々楽しく、ある時は1日目のスコアが良い人が上座に座り下位の人はお酌したりしたこともあった。(もっともこれは2,3回でやめになった)不調だった人はその日のプレーを反省し、翌日の挽回を祈る。1日目に上位の人は余裕の顔でそれを見ている。2日間大会ならではの楽しみだ。また一人ではあまり行かない色々なコースでプレー出来るのも楽しみになっている。北海道の札幌国際の島松コースも行ったし、宮崎のフェニックスにも行った。この時は帰りの空港までのタクシーの運転手さんが大山志保選手の父上で一緒に写真を撮ったりした。ペブルビーチに行った4人もこの仲間たちだ。

 第一回大会からのメンバーで良い時はシングルだった人が前回、今回と不参加になった。ステディなゴルフをする人でわたしの目標だった。彼は6−7歳上なので最近はわたしのほうが飛ぶしスコアも変わらなくなってきたので喜んでいたのだが今後の参加も難しそうだ。下肢の血流に問題があるそうで歩くのが苦痛らしい。とても熱心な人でゴルフをしている時は本当に楽しそうだった。彼がゴルフを出来なくなるなんて残念だし、本人はとてもつらいと思う。医者は命が危ないわけではないのだからゴルフが出来ないくらいいいでしょうというスタンスらしい。まあそう言われたらその通りなのだが、ゴルフを楽しみに生きている人にとってはそんな簡単ではない。彼にはゴルフをやる希望を捨てないこと他の楽しみを持つことを伝えたいと思っている。訃報が多くなるのもつらいが、こうした報告を聞くのもつらいものだ。

 わたしも上述のように体調が万全ではないし、いろんなところが衰えてきているのを実感している。それでもやはりゴルフが上手くなりたいし、実際最近はショットの調子が良い。パットがもう少し良ければスコアになるのだが。ギターもまだ続けていてソロギターの練習をしている。岡村明良さんがアレンジした楽譜本を中心に練習をしているのだが、1〜2か月で大体1曲弾けるようになる。もっともこれは弾けるというだけでCDとは音色が違うし、月に2回見てもらう教師の音ともまるで違う。教師はディスカレッジしないように上手いと言ってくれるが、楽譜通りに弾くのと人に聴かせられるような音で弾くのとは大きな違いだということがよく分かる。それでも考えられないくらいゆっくりとでも、進歩しているのを実感すると励みになる。もう少ししたらウクレレも買って練習しようかと思ったのでYoutubeを見ていたら、ナニワの高速ウクレレ少年というのがいて、小学生らしいのだがやみくもに上手いのでびっくりした。コーヒールンバとかカイマナヒラとか演奏しているので是非聴いてみてください。

 まあとりとめのないことかいてきたが、世の中に目をやると政治家の元気なのには呆れる。小池百合子さんも大したもので他の女性政治家とは玉が違う。特に今回の再編劇については興味深いので次に書きたいと思う。