暑いなあ!都知事選とゴルフ 

 神奈川県民のわたしも今回の都知事選にはとても関心を持っていて、テレビの候補者演説を2回ほど見てしまった。鳥越俊太郎氏よりマック赤坂氏の演説の方が分かりやすかったくらいだから、鳥越氏の当選はまずないだろうと感じていた。知名度はあっても、中身のない候補者を多くの都民は鋭く見抜いていたということだろう。鳥越氏の出馬の会見から選挙運動中の発言を聞いていて、わたしは既視感を持った。この人はだれかに似ているなと感じたのだ。

 それは誰かというと元首相の菅直人氏である。ともに左翼よりのスタンスを取り、反権力を標榜し、多くの国民が持つ権力者への不満や不信を上手く吸い上げて自らの地位を築いた。こうした生き方があるのは理解できるが、その姿勢が意味を持つのは単なる権力批判ではなく、自らが考えて提示できる改善策なり対案を持っている場合だ。しかし菅氏も鳥越氏(こちらの方がもっと酷いようだが)も国民や都民に提示できる具体案はなく、彼らが見せたのは基本的な事柄への知識もない勉強不足の実態だった。彼らは戦後の日本の社会構造の中で一定の勢力があるセグメントでのし上がることに長けてはいたが、その社会の中枢で責任ある仕事をする中身を持っていなかったのだ。菅氏も鳥越氏も自民党政権で経済がそれなりに安定している環境下でこそ気持ちよく生きて行けるのだろうと考えると、彼らは本質的には保守で体制派なのではと思ってしまう。まあ小池百合子氏が勝ってよかったというところだが、自民党の都連だけはそう思っていないことに呆れてしまう。

 都知事選の投票日から箱根に行った。暑さを避けてゴルフをすることが主な目的だ。箱根でゴルフといえば箱根カントリーか大箱根カントリーといきたいところだが、妻と二人なので高いのと簡単ではないコースはやめて箱根湖畔ゴルフと箱根園ゴルフを予約した。プレーフィーは手頃だが(箱根園はとても安いと言った方が良い)初めてのところなのでどんなコースか少し心配だった。最初にやった箱根湖畔は手入れも良く、コースもトリッキイではなくて気持ちよくプレーできた。距離があまりないので手術後のベストスコア85(42;43)で回った。以下がその写真。芦ノ湖が少し見えるホールがある。





一方の箱根園ゴルフはスキー場にしたほうが良い地形だった。いきなり1番で170ヤード以下のクラブでティショットしてくださいとの指示が出る。カートにナビがあるが打ってみないとどこに行くのか分からないホールがいくつもある上に、第二打が極端な打ち下ろしになることが多く、ハーフショットでトップ目に打つしか方法がないところが多い。それじゃあダメかというとそう単純ではない。景色はとてもよく富士山が見えたり、芦ノ湖が多くのホールで視界に入り気分を和ませる。本当にきれいな湖だと改めて思った。また一応西武系のゴルフ場なので手入れは悪くない。フェアウェイもグリーンもきちっとした仕上がりになっている。そして何より安い。夏の最盛期の箱根でカート付き6900円は捨てがたい。コースの欠点を承知でやるならこれもありかなという感じだ。ちなみにスコアは二打目のOBが二つもあって92(46;46)だった。以下の写真で芦ノ湖の景色を。最後のは富士山。




今日も横浜は34度もありとても出かける気にならない。ゴルフも当分お預けにして本でも読もう。