KeitaのHotel California

今日は事務所まで車で来たのだが、民放ラジオがつまらなかったのでAFNに回した。(AFNはわたし達の世代にはFENと言った方が分かりやすい)その途端素敵なギターのイントロが始まった。確かに聞いたことがあるのだが何の曲か思いだせない。ロックだがカントリーや歌謡曲の味もする安心して心地よく響くサウンドだ。曲が始まってしばらくしてやっとわかったのだがイーグルスホテル・カリフォルニアだ。有名だし私の好きな曲だが、この曲が流行った頃はあまり熱心に音楽を聞いていなかったので、すぐに思いださなかったのだ。とてもご機嫌なボーカルとギター演奏で朝から気分が良くなったが、歌詞がほとんど分からないので、事務所ですぐにYouTubeで歌詞が出るイーグルスの演奏を聴いた。歌詞も中々意味深でしゃれているし、曲ととても合っている。やはりロックやポップスは英語だなあと思ってしまう。

 これだけ有名な曲だけにYouTubeには色々な人の演奏が並んでいる。その中にkeitaのHotel Californiaというのがあるのだがこれが凄い。少年(どうもこの時は小学校4年らしい)がウクレレ片手にホテル・カリフォルニアを歌っている。あのかなり長い曲を全部だ。あの印象的なギターのイントロもウクレレ一本でアルペジオをやりながら原曲の雰囲気を出している。知っている人はわかると思うがあの曲は歌うのも難しい。カラオケで軽く行こうかというわけにはいかない。それをウクレレ一本で歌いこなしているのだ。驚愕以外の何ものでもない。世界中の人が驚いたようでamazingとかgreatとかの感想が寄せられている。

 YouTubeに載せたのが2009年4月となっていて、演奏した時と載せた時が同じかどうかは分からないので、その時点で小学校4年かどうかははっきりしない。しかしその後(一年位前)のYouTubeで高校生になりましたという本人のコメントがあったので今16歳くらいだとすると2009年は11歳で5年生だったのでは(上記の演奏は一年位前かな)と想像できる。2009年には色々な映像(演奏)がアップしていて9月にはジョン・レノンのImagine,Power to the People,ビートルズのLet it Beなどもあってどれもがとても良い。子供の半年とか一年は凄いもので、本人も成長し、ウクレレと歌が上手くなっているのが分かる。12月にはクリスマス・パーティか何かでOver the Rainbowを歌っているがこれなどは下手なプロの歌より感動的だ。Youtubeでpiper2JPで見ることが出来るので是非試してください。

 その後どうなったかというとこれもYouTubeで分かるのだがすっかり成長して色々なことにチャレンジしていることが分かる。一年ほど前には奈良県の英語スピーチコンテストで一位になったそうだ。2004年に両親とロンドンを訪れた時のことをスピーチにしている。音楽はドラムが専門らしく、中学生と高校生が中心のバンドでドラムを叩いているのも見ることが出来る。あれだけの歌声が聞かれないのは残念だがその内また歌うかもしれない。本人はミュージシャンになりたいそうなので何年かしたらミュージシャンかプロデューサーとして活躍しているかもしれない。