プロとラウンドレッスン

 ハトヤマ首相とオバマ大統領の比較、類似点と相違点について書こうと思っていたが、最近のハトヤマ氏の言動を見ているうちに馬鹿馬鹿しくなってやめることにした。結論的にいえば、ハトヤマ氏とオザワ氏がいなくなる以外にこの国が正常に機能し始める条件はない。

 そこでゴルフの話にする。5月6日に鹿野山ゴルフクラブで私の友人2人と、当クラブ所属の寄川プロのラウンドレッスンを受けた。ラウンドの前にプロから今日のレッスンの目的について説明を受けた。原則的にラウンド中にスイング矯正のアドバイスはせず、コースで打つ時に気をつけるべき点についてのレッスンが中心となるということだ。但しスイングについて気になることがあれば、質問しても良いしアドバイスを与えるとのこと。私も練習場では時々そこのプロにレッスンを受けているので、この目的については全く異論がなかった。

 結論的に言うとラウンドレッスンは大変参考になるものだった。アプローチなどで受けた技術的なアドバイスも参考になったが、最も良かったのはプロのプレーを身近で見ることができたことだった。ドライバーからウェッジまで変わらないスイングのリズムと、それのベースになる腕のリラックスの度合いとインパクト時のヘッドの走りは、一日一緒にプレーしてみてつくづくアマチュアのゴルファーにはないものだと感じた。

 下半身をしっかり固定して、一定のリズムですべてのクラブを振るという当たり前の原則の重要性を確認した。練習場で行う思い切りのよいスイングが、コースでは曲げないようにしよう、きちっとヒットしようという意識から委縮したスイングになり、その結果かえって曲がったりすることが分かった。‘何だ、当たり前のことではないか'と言われそうだが、その当たり前のことが中々分からなかった。だから、80台が出た次のラウンドで100をたたいたりするのだ。

 もしハンディ15から20くらいの方で伸び悩んでいる方がいれば、ラウンドレッスンは改善のきっかけを掴むうえでの一つの大変有効な方法だと思う。もしあなたが上手くなろうという謙虚な姿勢をもっているなら、きっと目から鱗のはずだ。勿論教わるプロとの相性が大事なので、どんな性格か教え方をするかなどが事前に分かれば尚効果的になると思う。