またまた株価について

 前回のブログで年明け後の日本の株価の急落について書いたが、その日(1月8日(金))の日経平均は69円ほどの下げにとどまった。これで年明け後5日連続の下落で昨年末比1335円の値下がりとなったが、小幅の下げなのでもうこれで翌週は落ち着くかなと思ったらそうは問屋が卸さなかった。火曜日にまた479円の大幅下落となり(月曜は休日のため株式市場は休み)17000円割れも見えてくる始末だった。しかし水曜日に今年初めての値上がりとなり、496円高の17715円となった。この時はやっと下落の終わりだろうと思った。

 今朝株価を見ると490円の値下がりで昨日の上げをすっかり吐き出している。その後一時700円以上下げ瞬間17000円を割り込んだ。終値は結局474円下げの17024円だった。まあ激しい動きでどうなっているのかと思ってしまう。先週連続して下がった時はチャンス到来と思い、金曜そして今週の火曜と買いを入れた。水曜日に大幅に戻した時は「してやったり」、「予想通り」などと思ったが一日だけのこととなった。今朝大幅下落を見たときは思わず笑ってしまった。今日はせいぜい小幅の下げと考えていたのでここまで予想が狂うともう笑うしかないという心境になったのだ。

 こう下がるとやはり買い時だという感じは拭えない。この下落は中国の成長鈍化の影響を受けた世界経済の落ち込みからくる、株価の下落を恐れた人たちの弱気の心理の連鎖によるとは思っても、同時に誰かが仕掛けて買いに入ろうとしているのではと疑ってしまう。大量の資金を持って今買いに入れば間違いなく短期で大きな利益を挙げられる状況だ。そう思ってわたしも株価を見ていたのだが、ここまで大きな下落が続くと企業ごとの株価をフォローして買い時かどうか分析するのがあほらしくなってしまい、あらためて笑ってしまう。全般的な株価の回復意外に求めるものはない状況で、個人投資家としてはやる気を削がれている状況だ。

 もっともこうした考え方は愚かしく、もし買うのであればやはり何を買うか真剣に分析すべきだ。全体が戻る時に確実に戻るのはどの株か、業績に比べどこの会社の株が売られ過ぎているか、冷静に考えて海に行けば損することはないように思う。お金に余裕のある方は今こそ株式投資を考えて良いような気がする。もちろん絶対に大丈夫とは言えないのが株式取引だが、リスクを取らなくては儲けがないのも真実だ。