ベルギー・オランダ旅行(4) オランダ 3つの美術館とアムステルダム


 オランダは世界的に有名な画家を多数輩出している。その中でもレンブラントフェルメールゴッホは特別だ。今回の美術館巡りでも主にこの3人の画家を見せるようにガイドが案内した。

 

 ハーグのマウリッツハウス美術館はオランダ観光第一日目に訪れた。レンブラン没350年ということで特集が組まれていた。初めてレンブラントを見たのは25年ほど前に出張でニュージャージーを訪れた後の週末に行ったニューヨークのメトロポリタン美術館においてだ。

あの有名な明暗というか深い色使いにとても驚き感動したことを覚えている。年のせいか今回は初めての時ほどの感動はなかったが、その描写の見事さはやはり恐ろしい。

「老人の肖像」「テュルプ博士の解剖学講義」「サウルとダビデ

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フェルメールはあの有名な「真珠の耳飾りの少女」と「デルフト眺望」「ティアナとニンフたち」そしてホルバインの「ロバート・チェズマンの肖像」

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美術館の周辺の街並み

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 翌日にはアムステルダム国立美術館に行った。ここもレンブラントフェルメールだが、ゴッホが加わる。とても混んでいるがガイドが手際よくこの三人の画家の絵に案内する。

レンブラントはあまりに有名な「夜警」と「ユダヤの花嫁」

 

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レンブラントの婦人肖像画だが題名は分からない

 

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次は夫婦肖像画とステンドグラスに描かれたレンブラント(右側)

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フェルメールはあの有名な「牛乳を注ぐ女」と「手紙を読む青衣の女」

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ゴッホは自画像と題名を知らない肖像画

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 観光最終日はクレラー・ミュラー美術館 に行った。アムステルダムの東南に位置し、車で1時間のところだ。この美術館はヘレン・クレラー・ミュラーが夫の協力を得て収集した作品が展示してある。ゴッホの作品収集が有名で90点の絵画と180点の素描画を有し世界2位の規模だそうだ。アムステルダム国立美術館の隣にはゴッホ美術館がありここも見るのかと思っていたら行かないのでがっかりしていたが、クレラー・ミュラー美術館を訪れたことで大分不満も解消した。

 ゴッホを一度にこれだけたくさん見たのは2015年にオスロで’ムンクゴッホ展’を見て以来だ。その展覧会はムンクゴッホを対比して見せるもので特にムンクゴッホを意識していたことが分かるという点でとても見ごたえがあった。これはムンク美術館とゴッホ美術館の協同の試みで、その時からいつかゴッホ美術館に行きたいと思っていた。その望みはかなわなかったが、クレラー・ミュラー美術館は素晴らしい絵画の質と数の展示でわたしを満足させてくれた。

 ここにはゴッホ以外にも印象派キュビズム等の作品から現代絵画、それと15-6世紀の名画まで揃っていてもっと長くいたいと思う場所だった。

 美術館のエントランスと屋外展示。この屋外展示は箱根の彫刻の森美術館に影響を与えたと言われている。

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それでは中の展示を。どこの美術館もそうだったが小学生くらいから高校生がグループに分かれて見に来ていて、ここでは高校生らしきグループが仲間の一人らしい学生の説明に聞き入っていた。二つはゴッホだが三つめはシニャック

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 それではゴッホの作品からどうぞ。

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次の2つはミレーを意識したような作品

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印象派の作品も。モネ、セザンヌルノアール、マネの順で

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スーラ3点とシーニャック

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 ジェームズ・アンソール

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キリコ。いわゆるキリコの絵らしくない

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レオ・ゲステルとピカソ

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やはりキュビズムファン・グリス

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現代作家はコンポジションで有名なピエト・モンドリアン3点とバート・ファン・デル・レック

 

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 最後に16世紀のものを2つ。グレインのヴィーナスとクリーフのバベル

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以上クレラー・ミュラー美術館でした。

 

 最後にアムステルダムの街といきたいところですが、街歩きをする時間がなかったので運河クルーズで撮った写真を紹介します。上でも書いたようにゴッホ美術館に行きたかったし、アムステルダム中央駅に置いてある駅ピアノ(BSNHKでやっている番組)も見たかったがそれも叶わず残念でした。

 

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 以上が今回の旅の報告ですが、前回のブログで触れたサプライズとは旅行会社(ANAトラベル)の添乗員からもらった誕生祝です。4月9日(蒸気機関車に乗り木靴の工房に行った日)がそうで、その日に木靴にわたしの名前を入れたものをいただいたのです。69歳にもなって誕生祝とは恥ずかしいが嬉しいものです。

下の写真はもらった木靴と名前を入れてくれた女性。やや年配だが綺麗な人で驚くことにわたしと同じ(つまりこの日が)誕生日だそうです。

 

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 最後におまけの写真。成田空港に着きスーツケースを家に送ろうとして歩いていると「Youは何しに日本へ」のスタッフが外人観光客にインタビューしていました。

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