コタキナバル旅行(1)

 ボルネオ島のコタキナバルに行ってきた。暖かいところでのゴルフが目的だ。ここはもう15年くらい前から日本のゴルフファンの間では人気があった場所だが、わたしは何となく行きそびれていた。たぶんタイやマレーシア本土でのゴルフが暑くて閉口したので避けていたのだと思う。今回行ってみてとても気に入り、また行きたいと思っている。

 ボルネオ島は南部がインドネシア、北部がマレーシアとブルネイの3国が所有している。島の面積は72万平方キロで日本の約1.9倍だ。人口は1750万人で、インドネシアが1140万、マレーシアが570万、ブルネイが40万だ。マレーシア領土は東部のサバ州と西のサワラク州にわかれていて、コタキナバルはサバ州の州都で人口が45万人である。マレーシアではクアラルンプルに次ぐ第二の都市だ。マレーシア全土の人口は3000万だから約2割がボルネオに住んでいることになる。

 コタキナバルは観光にとても力を入れていて街周辺には立派なリゾートホテルがいくつかある。中でもシャングリラ系の2件と比較的街に近いステラハーバー地区の2ホテルが有名だ。わたし達が泊ったのはステラハーバーのマゼラン・ホテルでもう一つのパシフィック・ホテルとは同じ系列で、巨大な敷地の中にありシャトルバスで行き来できる。敷地内には27ホールのゴルフ場、マリン・ハーバーがあり、海でも陸でも楽しめる。もちろんそれぞれのホテルにプールがあり、多くのレストランがある。家族で楽しめるリゾートホテルである。

 ホテルは大変賑わっていたが客の大半が中国人で後は白人系と韓国人がいて、日本人は我々以外には一組か二組だったと思う。中国は旧正月の休暇のせいか家族連れが多く食堂やプールに溢れていた。中国マネーはアジア全体を席巻していることをしみじみ感じた。もっともゴルフ場に行くと日本人に結構会ったのでゴルフをやる人はパシフィックに泊まるのが多いのかもしれない。マゼランは低層のリゾート風なつくりだが、パシフィックは高層のビジネスとリゾートの中間のような建物だった。

ヨーロッパの駅舎かと思うような高い天井の大きなロビー。



夕食をとった地中海料理のレストランから見た暮れてゆく海の写真をどうぞ。


 部屋から見た海の写真。


 ゴルフ場は日本で活躍したグラハム・マーシュの設計でオーストラリアと同じでメートル表示だ。Lakes,Heritage, Gardenの3コースがありどれも海か池が絡んだ面白いコースだ。また街からも近いのでショッピングセンターのビルも見える。





ここで3ラウンドやり平均スコアは93.7だった。白ティから打つと距離がなく(パー4で350−360ヤード)ショットも良かったのでこの結果だった。それならもっといいスコアでも良いだろうと思われるのだが、メートル表示なので70−80ヤードの距離感がつかめずグリーンオーバーが何度かあったのが響いた。

次回は街の様子や一日ツアーで見たところを紹介します。