横浜の野島公園について

 今回は横浜市金沢区野島公園について書こう。古びたCanon IXY 920の写りの悪さに耐えかねて新たに買ったPowershot G7Xの威力を借りてこの公園を紹介したい。

 野島公園は横浜東部と南部在住の人にはかなり知られているが、近くに有る八景島シーパラダイス海の公園に比べると知名度は低い。しかしその中味はなかなか濃く一度訪れて損はないところだ。なぜ今回この公園を紹介するかというとわたしの家の隣にあるからだ。わたしの家の庭の塀のむこうは公園で大きな木が茂り直線で50mくらいのところには野球のグランドがある。

 野島公園はその名前のとおり野島という島にある。この島は北、北東、西を三つの橋で陸地とつながっているが、橋が短い上に道路も大きいので西から北東の橋を車で走る(またはその逆)人には島だとはわからないかもしれない。公園は島の半分弱を占めており、調べたところでは175,215㎡の広さだそうだ。島にあるというユニークな公園で、わたしも会社に勤めていた頃は島に住んでいるとか船で通っているとかからかわれたものだ。その頃は都心のマンションでも買おうかと思ったこともあったが、やはり実家に近く(歩いて10分あまり)、父が所有していたところに住まないのは良くないと思ったし、環境が良く子育てには最適だと考えたのでもう30年以上住んでいる。

 野島公園には前述の野球場、バーベキュー・キャンプ場、子供公園があり、横浜には唯一つ残った自然の砂浜がある。4-6月の潮が引いた時は潮干狩りで大変混む。また公園の3分の1くらいは野島山という57mの山が占めていて、そこの展望台からの眺めも中々だ。中には小さな野島神社もあり、わたしも初詣に行ったりするが鄙びて人が少なくとても気持ち良い。

 もう一つの目玉は公園に隣接して伊藤博文の別荘が再現されて公開されてることだ。いわゆるシービューの優雅な和風邸宅で、そこの説明文によると大正天皇や多くの皇族もここが気に入り訪れたということだ。

 それでは公園の風景をどうぞ。まず入口にある管理棟と公園の地図。


 公園の中央にはバーベキューとキャンプ場が有り土日は賑わっている。



危ないスイカ割りをしているグループもある。


 そばには青少年研修センターという宿泊施設もある。

 公園の向かいにある日産追浜工場との間は川のようになっていてカヌーの練習場になっている。



 この風景はヨーロッパの公園のようでとても素敵だ。

 少し先には有名な八景島が見える。海にある竹のポールは海苔の養殖用だ。

 子供の公園もあり中国人と思われる子供たちが先生に連れられて来ていた。



 野島神社はこれ。

 野島山への登り口と頂上の風景。



 展望台から八景島方面。

 その手前には海の公園があり、ここは非常に長い人工の砂浜がある。

 南の追浜方面でそこはもう横須賀の北の端。

 東南には日産追浜工場。ここではもう車の生産はしていなくて、隣接のテストコースも
使われていないようだ。バブルの頃はここで覆面をした車のテストがよく行われていた。

 この日は曇が多くて遠くが見えなかったが、快晴の時は房総半島や反対側には富士山がよく見える。
 次回は伊藤博文の別荘の写真をお見せしよう。