ブログ200回到達

 2009年の8月終わりに始めたこのブログが今日で200回目を迎えた。飽きもせず(実際は書くのが嫌になったこともしばしばなのだが)よく続けたものである。月並みな表現だが読んでくださる方がいるのがなにより励みになった。もしアクセスがほとんどなく見向きもされなかったら、とっくに止めていたと思う。その意味でも読んでくださっている方に心からお礼を申し上げたい。

 初めの100回は24カ月で届いたが、次の100回には32カ月を要した。月に4回のペースが3回に減ったということだ。これを見てもこの3年ほどは書くのに苦労したことが明白だ。テーマの選定のみならず、旅行したり、ゴルフしたりすると疲れが残って中々書く気が起きないという感じで、体力気力の両方が落ちてきた結果である。それでも下記のようにアクセス数は増えていて、書く方がさぼりがちなのにありがたいことだと励まされ続けた。

2009年(4か月)     1647   412/月
2010年         11668   972/月
2011年         23289  1941/月
2012年         33399  2783/月
2013年         36186  3016/月 
2014年(3か月)     9746  3249/月

 100回の時にブログ作成の時間帯と曜日を分析したが、次の100回もほぼ同じ傾向で大きな変化はなかった。取り上げたトピックについては次のようになっている。

       政治 ビジネス・経済 株  社会 スポーツ 本・文学 その他

1-100   17    19     9  11   17    8    19    
101-200   13     10      5  18   17    15   22    

 政治、ビジネス・経済、株の3項目が減り、社会、本・文学が増えている。最初の3項目の合計は全体の45%だったのが28%になり、後者の合計は19%から33%になった。会社勤めをやめて時間がたつにつれ、興味が政治・経済から社会・文学へ移ったのが明白だ。退職者として正しい道を歩んでいると言えるのだろうか?それとも単なる老化なのだろうか、何とも言えないところだ。
 スポーツへの興味は相変わらずで記事の大半はゴルフと野球だ。その他が増えたのは旅行と映画の記事が増えたためだ。全体を見ると若干の変化はあっても個人の興味の傾向は変わらないということだろう。


 もう一つ興味深いデータが新たに得られるようになった。それは検索語ごとのアクセス回数である。あるキーワードからわたしの記事に行きついたのがどれだけあるかということだ。'はてなダイアリー'と'グーグル'の検索結果である。一番アクセスを引き起こしたのは'レナウン倒産’での検索だった。今年の3ヵ月半で402回のアクセスがなされた。わたしが書いた記事は特に倒産についてではなく、レナウン中国企業に買収された件についてであるが、多くのネットユーザーはレナウンが倒産したとの思いからこのキーワードを使いわたしの記事にたどり着いたのだろう。わたしは2回この記事を書いたが、それは2010年の5月と2011年の4月で、ずいぶん前の記事がいまだに読まれていることを示している。

 次にアクセスが多かった検索語はマクレガー・ゴルフとその倒産に関するもので、三番目はフォーティーンおよびその創業者である竹林氏についてである。恐らくわたしが書いた'ゴルフクラブ業界の再編成’という記事が参照されたのだと思う。この二つの件を特に取り上げたことはなく、前記の記事の中で触れたことがあるだけなのだから。
 その次に来るのが国内ビジネススクール関連の検索で、これも毎日のアクセス情報からよく読まれているのが分かっていた。面白いのはレナウンの記事だけでなく、ゴルフ業界と国内ビジネススクールの記事も2010年に書かれたもので、これだけから判断すると最初の100回は注目される記事を書いたが、次の100回はあまり気を引く記事を書いていないことになる。もっともこれらのテーマが今でも人気があるというだけで、それについて書いたのがブログを始めて最初の頃だったというだけかもしれない。

 キーワードからのアクセス回数の多さはネットユーザーの興味の傾向の一面を表しているのかもしれないが、記事の質とは関係ないとも言える。わたしは書く時はいつも一生懸命なのでその検索結果は興味深いがそれほど気にはしていない。それでもやはり多くの人が読んでくれる記事であればいいと思う。

 浅学非才が恥をも顧みず200回まで来たのだ。これからも気力体力が続く限り書いていきたい。ゴルフが出来なくなるまでは、遠くへの旅行が出来なくなるまでは書けるはずだと信じて。もの言わぬ読者の方々からもコメント欄に叱咤激励をいただければ幸甚である。