コロナによる休業時間の過ごし方

 コロナによる休業とかで時間を持て余す人が多くなっているようだ。退職者のわたしは大体暇であまり関係はないのだが第三者として見ていると 、幼児や小中学生を持つ親はそれなりに忙しいのではないかと思う。会社に行かなくてもテレワークをしなくてはならないし、学校や保育園に行けない子供たちの相手をしなくてはならない。家にずっと居たきりでは親も子供もストレスがたまるから、空いている公園に行って走り回ったりする。Stay Homeと言ってもそれまで禁止とは言わないだろう。こんな日々だと中々どこかで遊んでる暇はないようだ。

 

 問題は暇だと言ってパチンコやサーフィン、または町の商店街に必要もあまりないのに行ってしまう人たちのことだ。テレビで昨日今日パチンコに行っている人に訊いているのを見ると、やっているから来てしまう、長いこと来るのが習慣になっているから来てしまう、要するにほかにやることがないという答えが多い。サーフィン関しては海は休業しないからその場所に来さえすれば遊べるので、こちらは完全にサーファーの意思次第だ。こういう人たちはコロナだろうが何だろうが、他の方法で時間を過ごすということをしたがらないのだろう。普段やっていることを今もやっていたいと思っているのだ。

 

 だからパチンコ愛好者や熱烈サーファーに何か言っても効果ないのかもしれないが、強制的に店の営業を止めるとか、外出を禁止するとか出来ないなら何か言い続けなければならないだろう。彼らに言いたいのは今日本は非常時なのだから、いつもと同じことをやるという発想を捨てて家にいろということだ。こんなに時間があることは珍しいのだから、いつもと同じ過ごし方ではなく、普段と違うことをやってみたらと言いたい。

新しいことに挑戦するチャンスだと思う。将棋、囲碁、オセロなどを定石から学びなおすとか、見逃した映画の名作を観たり、長い小説を読んだりするのもいい。わたしのように楽器をやるなら、普段は取り組めない難曲(上級者には難曲ではなくても自分にはそう)に取り組んでみるのも時間がある時にこそ出来ることだ。TVゲームもいいだろう。こんなに楽しいものにあふれているのに、なぜいつもと同じことをするのにこだわるのか。もうちょっとだけ柔軟になって考えて欲しいと思う。