頭部MRI体験

 3月7日にブログを更新してからずっと間があき4月になってしまった。桜が満開になり新学期が始まる時だ。プロ野球も始まりわたしが応援するタイガースはまずまずのスタートを切っている。なぜ3週間以上もブログの更新をしなかったかというと体調がすぐれなかったからだ。3月22日に風邪で内科医にかかったのだが、4-5日でよくなるように見えたのがぶり返して熱がまた上がり、現在に至っている。やっと熱も下がり徐々に回復してるような実感があるが、ここまでこじらせるととても臆病になってしまう。

 そうしたさなかの3月29日に頭部MRIを撮った。なぜかというと2月17か18日にメルボルンのホテルで頭を打ったからだ。睡眠中のことで思わず目が覚めたがまたそのまま寝てしまった。ところが20日の夜にに軽い頭痛を感じると21日の帰国後もそれが続いたので近くの脳外科に行った。医師は頭を打ってからこうして普通の生活ができているので緊急性はないが、徐々に出血をして頭に溜まることもありうるので、それが分かる1ヶ月半後にMRIの検査をしたほうが良いと説明した。そして風邪で気分がすぐれない中で頭部MRI体験をしたのである。

 結論的に言うとやたらがたがた騒がしいが痛みもないしどうってことはない検査だ。ひどい寝不足だったので寝てしまおうかと思っていたら、看護婦から寝ないようにとの注意を受けた。ヘッドフォンをされ音楽を聴いているようにとのアドバイスを受けて、ピアノトリオのジャズに聴き入っていたのだが、検査が佳境に入るとうるさくて音楽など聴こえないのが問題だったがともかく検査は無事終わった。

 軽い気持ちでいたわたしも驚いたのだが、頭に血が溜まっていて硬膜下出血(血腫)との診断だった。頭の右側の出血が多く、これ以上血の量が増えると脳を圧迫してふらつき、麻痺、頭痛その他を引き起こすので手術をすべきかどうか微妙なところだと言う。すぐに総合病院の判断をもらえと言い紹介状を渡され、翌日熱を押してその医師がかつて勤めていた総合病院へ行った。朝8時に着いたのだがわたしのような初診は受付で診察券やカルテを作ったりしなくてはならずやたら手間がかかり、風邪のこともあって受診前にすっかり疲れてしまった。

 CTの検査をして診察になったのが11時を過ぎていた。その時は体が辛くてまいっていたが、今振り返ると大きな病院だけあって、患者を捌くためのそれなりに効率的な仕組みは出来ているのだが、患者の数が多すぎるので時間がかかるのだろうと思う。若い女医はどうも昨日の脳外科クリニックの医師の弟子のようで同じ意見を言い、薬を処方するので3週間くらい様子を見てみようということになった。何か質問はありますかというので、ゴルフしてもいいか、酒を飲んでもいいかと訊いたら、ゴルフはOKだが、酒はダメということだった。

 今日久しぶりにブログを書いているのも熱が下がったためで、もう2-3日静かにしていれば元に戻りそうな感じがある。頭痛は続いているが風邪のせいか出血のせいかはよくわからない。医師は事態の急変もあり得るので、ひどいめまいや麻痺が起きたらすぐに連絡して来院するようにと釘を刺したので安心はできないが、ゴルフをやりたい気が出てきたし、来年はクウィーンズタウンのミルブルック・リゾートでゴルフをしようかなんて思い始めた。このまま上手く回復すればよいのだが、この4月で66歳なので油断はできない。この2-3日の間でも60代半ばの有名人が続けて死去している。わたしと同じ年代の方々注意してください。